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PS1用コントローラ「ネジコン」開発秘話
記事提供元:スラド
PlayStation用のアナログ入力付きコントローラ「ネジコン」は「ねじる」という操作が画期的だったが、このコントローラの基板やI/O制御関連を担当したバンダイナムコエンターテインメント(当時はナムコ)のエンジニアへのインタビュー記事によると、その開発は大変なものだったようだ。
記事によると、基板周りの設計はほぼ1人で行われ、また制御用のマイコンは4ビットのもの、さらにマイコン用のコンパイラは上司が作ったものでデバッガもないという環境だったそうだ。さらにこのエンジニアに渡された情報はアナログ/デジタルの入力数や通信手順と言ったものだけで、最終的な完成品がどういったものになるのかは発売後に知ったという。「上司が作ったコンパイラ」に不具合があったり、また開発はPlayStationの発売前ということもあってPlayStation側の仕様変更やドライバの変更などで突然動かなくなる、といったトラブルもあったようだ。
また、マイコンを定格クロックで動作させると速度的にPlayStationからの信号を処理しきれないことが判明した話などツッコミどころも多い。
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