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慶応大学、iPS細胞から心筋細胞を大量に作製する手法を開発
記事提供元:スラド
慶應大学が10月6日、ヒトiPS細胞および分化心筋細胞を大量培養することに成功したと発表した。これを利用して心臓の筋肉細胞を培養し、心不全患者に移植する臨床研究を進めるという(NHK、読売新聞、朝日新聞)。
研究グループは、ヒトiPS細胞用の未分化維持培養液を使用し、10層構造の多層接着培養プレートを使って培養を行った。このとき、酸素や二酸化炭素を強制的に通気するシステムを使うことで、安定して培養を行うことが可能になったそうだ。また、作製された分化細胞を無グルコース無グルタミン乳酸添加培養液でさらに培養することで、安全性の高い心筋細胞を大量に作製することができ、作製された細胞の凍結保存にも成功したとのこと。
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