【業績でみる株価】プラネットは高値圏モミ合い上放れ期待、18年7月期増収増益・16期連続増配予想

2017年10月11日 11:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 プラネット<2391>(JQ)は、メーカー・卸売業間のEDI(電子データ交換)事業を主力に、データベース事業、その他事業を展開している。18年7月期増収増益・16期連続増配予想である。株価は高値圏モミ合いだが煮詰まり感を強めている。上放れの展開が期待され、16年11月の上場来高値が視野に入りそうだ。

■EDI(電子データ交換)事業が主力

 日用品・化粧品業界の流通システムを最適化する業界共通インフラ構築を目的として、同業界の有力メーカー8社の合意のもと1985年設立した。

 消費財の流通ネットワークを支えるインフォーメーション・オーガナイザー(情報のまとめ役)として、日用品・化粧品、ペットフード・ペット用品、OTC医薬品の各業界向け中心に、メーカー・卸売業間の取引業務を効率化するEDI(電子データ交換)事業、およびデータベース事業、その他事業を展開している。サービスに係るネットワーク運用監視やシステム開発はインテックに業務委託している。

 EDI事業は健康食品や介護用品など隣接した各業界への普及活動を推進し、利用企業数および1社当たり利用データ種数が増加基調である。17年7月期末のEDIサービス利用企業数はメーカー624社、卸売業473社、資材サプライヤー187社である。取引先データベースは約43万件、商品データベースは810社・16万551アイテムである。

■18年7月期増収増益・16期連続増配予想

 18年7月期の非連結業績予想は売上高が17年7月期比1.5%増の30億20百万円、営業利益が2.6%増の7億05百万円、経常利益が2.1%増の7億20百万円、純利益が1.3%増の4億85百万円としている。配当予想は1円増配の年間40円(第2四半期末20円、期末20円)としている。16期連続増配予想で、予想配当性向は54.7%となる。

 売上面ではEDIサービス料金の値下げによる利用拡大を見込んでいる。コスト面ではサービスリニューアルなどに伴う売上原価の増加、一部業務のアウトソーシングなどに伴う販管費の増加を見込むが、増収増加で吸収して増益予想である。

■株価は高値圏モミ合い上放れ期待、16年の上場来高値が視野

 株価は高値圏2200円近辺でモミ合う展開だが煮詰まり感を強めている。10月10日の終値は2177円、今期予想PERは約30倍、時価総額は約144億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。モミ合い上放れの展開が期待され、16年11月の上場来高値2369円が視野に入りそうだ。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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