日米の注目経済指標:米9月CPIは12月追加利上げの支援材料に

2017年10月7日 15:07

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記事提供元:フィスコ


*15:07JST 日米の注目経済指標:米9月CPIは12月追加利上げの支援材料に
10月9日-13日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■12日(木)午前8時50分発表予定
○(日)9月国内企業物価指数-予想は前年比+3.0%
参考となる8月実績は前年比+2.9%で消費税の影響を除くと2008年10月の+4.5%以来の高い伸びとなった。石油・石炭製品の価格上昇が要因。9月については石油・石炭製品の価格上昇の影響が残ることや一部金属類の価格が上昇していることから、物価上昇率は8月実績を上回る可能性がある。

■13日(金)午後9時30分発表予定
○(米)9月消費者物価コア指数-予想は前年同月比+1.8%
参考となる8月実績は前年同月比+1.7%で伸び率は7月実績と同水準。9月については家賃の上昇が続いていることや衣料品、航空運賃もやや上昇すると予想されており、コア指数の伸びは8月実績を上回る可能性がある。

■13日(金)午後9時30分発表予定
○(米)8月小売売上高-予想は前月比+1.6%
参考となる8月実績は前月比-0.2%で市場予想を下回った。自動車・関連部品の売上げ減少が主な要因。ハリケーンの影響も一部でみられた。9月については自動車・関連部品、ガソリン、衣料・装飾品類の売上回復が予想されており、前月比1%超の大幅な伸びとなる見込み。

■13日(金)午後11時発表予定
○(米)10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報-予想は95.0
9月実績は95.1。参考となるコンファレンス・ボード発表の9月消費者信頼感指数は119.8で、前月改定値から0.6ポイント低下している。10月についてはハリケンーンの影響はほぼ消え去るものの、足元の景況感は特に改善していないことから、9月実績に近い数字になるとみられる。市場予想は妥当な水準か。

その他の主な経済指標の発表予定は、10日(火):(日)8月経常収支、11日(水):(日)8月機械受注、(米)8月JOLT求人件数、12日(木):(米)9月生産者物価指数、13日(金):(米)8月企業在庫。《FA》

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