民生用エレクトロニクスは新局面へ、SMBC日興証券(花田浩菜)

2017年9月19日 13:29

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記事提供元:フィスコ


*13:29JST 民生用エレクトロニクスは新局面へ、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

8/8以来およそ1カ月ぶりに日経平均が2万円台を回復しましたね。9/19付の「Daily Outlook」では、成長に転じつつある民生用エレクトロニクスについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『過去、苦戦を強いられたテレビやビデオレコーダなど、デジタル家電の縮小は漸くとまった。また、国内各社が「負け組」となった直近の成長製品であるスマートフォンの伸びがピークアウト、他の新製品投入の機会が到来している。17/3期までに構造改革をほぼ終了し、過去の負の遺産の減損処理も完了した。今後は、テレビや携帯電話など同一製品を巡って国内各社が競うのではなく、成長の牽引役を各社の独自製品が担う局面になっていくと見込んでいる』と、民生用エレクトロニクスが成長に転じつつあることを伝えています。

次に、『主要な民生用エレクトロニクス7社において、今後3決算期のうちに、営業利益が過去最高益を更新する予想となっているのは、富士通ゼ<6755>、ソニー<6758>、ヤマハ<7951>の3社である。ソニーは、構造改革後の成長を、ゲーム及び、イメージセンサが主力の半導体が担う。富通ゼネは経営資源を集中するエアコン、ヤマハは主力の楽器、といったコア製品での高付加価値戦略が軌道に乗っている。3社以外でも、パナソニック<6752>は、車載用や産業用機器が牽引して過去最高益更新に迫る』と見ています。

特に、抜きんでた利益が予想されるソニーに注目し、『今後はゲーム事業と半導体事業がドライバーとなる別次元の成長局面に入るとみている。22/3期には営業利益1兆円という、国内電機メーカーが達成したことない利益水準に到達すると弊社では予想している』との見解を述べています。

最後にレポートでは、『新局面に転じつつある民生用エレクトロニクスの主な銘柄』を紹介しています。具体的にはソニー<6758>や富士通ゼ<6755>、ヤマハ<7951>など全7銘柄が挙げられていますので、詳しくは9/19付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《DM》

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