警視庁も推奨の“知り合い専用”固定電話 迷惑電話をシャットアウト

2017年9月14日 20:49

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「デジタルコードレス電話機」(写真:オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン発表資料より)

「デジタルコードレス電話機」(写真:オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン発表資料より)[写真拡大]

  • 動作イメージ(写真:オンキョー&パイオニアマーケティングジャパン発表資料より)

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは14日、「デジタルコードレス電話機」を11月下旬に発売すると発表した。本機の大きな特長は、登録した番号のみの着信を可能にする「限定着信機能」だ。また、相手の声が聞き取りやすくなる「はっきり大音量」ボタンや、視認性の高い大型液晶画面(ホワイトバックライト採用)を搭載。価格はオープン。

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■「限定着信機能」で迷惑電話をシャットアウト

 「デジタルコードレス電話機」は、登録した番号しか着信を受け付けない「知り合い専用電話」だ。「NTTナンバー・ディスプレイ」を利用すれば、登録外の相手が発信しても専用メッセージで応対してくれる。携帯電話でも登録外着信拒否の設定を行えるが、本機ではさらなる撃退効果を発揮する。

 警察庁のホームページでは、振込詐欺などの特殊詐欺における被害状況を公開。被害額は2014年から2017年にかけて下降しつつあるが、認知件数は2016年上半期からの1年間で大きく上昇した。前年より2,681件も増加して1万325件、いわゆるオレオレ詐欺が大半を占める。警視庁犯罪抑止対策本部では、特殊詐欺の撲滅に向けて本機を推奨している。

■「はっきり大音量」ボタンで聞き取りやすく 停電時通話も可能

 親機の受話器には、「はっきり大音量」ボタンを搭載。通話中にこのボタンを押せば、相手の声の大きさと高い音がワンタッチで強調される。

 親機を使用すれば、停電時も通話が可能だ。災害時は混雑して携帯電話が不通になりやすいが、固定電話があればもう1つの連絡手段として役立つだろう。また、録音は留守番時も含めて約120分まで録音できる。

■ホワイトバックライトで読みやすく 呼び出し音は9種類

 「デジタルコードレス電話機」の大型液晶画面は、ホワイトバックライト採用により視認性が高い。親機・子機ともに漢字や11桁の電話番号が見やすくなっている。

 呼び出し音は、メロディー5曲を含めて9種類。別売りの壁掛けアダプターを使用すれば、親機・子機ともに壁にかけられる。また、子機は付属品も含めて最大8台まで増設が可能だ。(記事:さくらい・記事一覧を見る

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