アップル、「iPhone X」発表 5.8インチフルスクリーン 写真はより高画質に

2017年9月13日 16:55

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「iPhone X」(写真: アップルの発表資料より)

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  • 「iPhone X」
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 アップルは12日(現地時間)、「iPhone X」を発表、公式サイトをオープンした。高密度な5.8インチディスプレイや、深度センサーを持つ700万画素のフロントカメラを搭載。発売は11月3日からだが、10月27日から予約受付を開始する。価格は112,800円(税別)からとなり、12回払いに対応している。

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■ポートレートモードが進化 写真のズームは最大10倍

 「iPhone X」のポートレートモードは、被写体をシャープに写す一方で、背景のぼかしをより自然に見せてくれる。メインカメラは1,200万画素、フロントカメラは700万画素。画素数は同時に発表された「iPhone 8(Plus含む)」と一緒だが、本端末の深度センサーによってより深みが増す。デュアル12MPカメラ(広角カメラと遠望カメラ)は、手ぶれをさらに補正するほか、写真は最大10倍までズームできる。

 ポートレートライティングを使えば、スタジオ照明のようなエフェクトを後から生み出せる。画像信号プロセッサが撮影前から写真を最適化するため、素早いオートフォーカスとより美しいHDR写真を実現する。さらに、次世代のHEIF圧縮テクノロジーが、画質をそのままにファイルサイズを半分にしてくれる。ビデオも4K撮影が可能で、最大60fpsと6倍ズームに対応している。

■先進的なテクノロジーを小さなモジュールに

 「iPhone X」は、iPhoneで馴染みのあるホームボタンを撤廃。アプリの使用中は、画面下にある細いバーを1回スワイプするだけでホーム画面に戻れる。スピーカーやマイク、近接センサーなどの先進的なテクノロジーは、端末上部のモジュールに小さく収めている。

 Super Retina HDディスプレイは5.8インチで、解像度は2,436×1,125ピクセル。True Toneテクノロジーは環境光センサーによって、ホワイトバランスを周囲の光に合わせる。印刷物のように見せることで、目の疲れを軽減できる。

■Face IDで顔認証 ワイヤレス充電に対応

 「iPhone X」では顔認証を採用。3万以上のドットを投射するプロジェクタやパターンを読み取る赤外線カメラでユーザーの顔を認証。A11 Bionicチップが機械学習を行うため、外見が変化しても認識してくれる。

 ワイヤレス充電にも対応しているため、コードによるストレスを軽減。もちろん有線充電も可能だ。(記事:さくらい・記事一覧を見る

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