ドリス ヴァン ノッテン、100回目のショーを記念した回顧本

2017年9月4日 11:05

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記事提供元:ファッションプレス

 ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)は、2017年3月にパリで開催したショーが、メンズ・ウィメンズ合わせて100回目を迎えたことを記念し、1回目のショーから現在までのすべてのショーをおさめた回顧録となる本を出版。2017年10月より、ドリス ヴァン ノッテンのショップや一部百貨店コーナーにて取り扱う。

■時代に左右されない独自の美学をもつドリス・ヴァン・ノッテン

 ベルギーのアントワープ、祖父の代から続くテーラードを営む家系に生まれたドリス・ヴァン・ノッテン。小さなころから洋服に携わり、それが当たり前かのようにファッションの道へと進んでいった。学生時代は、アントワープ王立芸術アカデミーのデザイン科で学び、卒業後にはモード活性化のためのプロジェクトを始動。そのチームは、アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)、ウォルター ヴァン・ ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)、ダーク ビッケンバーグ(DIRK BIKKEMBERGS)らとともに「アントワープの6人」と呼ばれた。そして、1992年春夏コレクションでパリのランウェイデビューを果たす。それ以後、変わらず用いられている様々な柄はブランドのアイコニックな存在となり、プリント、刺繍、そして色彩の絶妙なバランスで、毎シーズン登場。アートや映画、音楽、舞台芸術といったあらゆる分野のクリエーションからインスパイアされた時代に左右されない独自の美学が、世界中のファッショニスタを魅了している。

■2000枚以上の写真とともに歴代コレクションを紐解く

 回顧録は1~50回目、51~100回目のショーを収録した2冊から構成される。2冊がセットになったものも発売され、そちらは特別仕様のケースに入った限定版だ。ページを開くと広がる鮮やかな世界。本の中では、ランウェイからバックステージ、インビテーションから選び抜かれたショー会場やその舞台演出に至るまで、2000枚以上の写真とともに余すところなく紹介する。それぞれのコレクションに込められた思いを今一度捉えなおし、作品とその美学的な表現方法を紐解いていく。また、ショー写真のひとつひとつに、コレクションのインスピレーションやクリエーション、その背景やストーリーを述べたジャーナリストによる解説が添えられる。ウィメンズではスザンナ・フランケル(Susannah Frankel)、メンズではティム・ブランクス(Tim Blanks)がこれを務めた。

■詳細

 Dries Van Noten with Susannah Frankel & Tim Blanks発売時期:2017年10月発売場所:ドリス ヴァン ノッテンのショップや一部百貨店コーナー価格:・Dries Van Noten 1-100(Dries Van Noten 1-50 / Dries Van Noten 51-100) 19,980円(税込)※2冊が特別仕様のケースに入った限定版Cover picture by Marcio Bastos※1‐50、51‐100各1冊での販売はAmazonおよびその他洋書取り扱い店舗にて販売予定。価格未定。【問い合わせ先】ドリス ヴァン ノッテン TEL:03-6820-8104

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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