デスクトップOSシェア、8月はLinuxが初めて3%超える

2017年9月3日 16:54

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記事提供元:スラド

Net Applicationsの8月分デスクトップOSシェアデータによると、Linuxが初めて3%を超えたようだ(Desktop Top Operating System Share TrendDesktop Top Operating System Versions Share TrendDesktop Operating System Market Share)。

Linuxのシェアは前月から0.84ポイント増加して3.37%。Linuxは前月に過去最高記録となる2.53%のシェアを獲得しているが、これを更新した。Net ApplicationsのデータでLinuxが3%を超えるのは初めてのことだ。8月に最もシェアを伸ばしたのもLinuxであり、0.36ポイント増のWindows 10(27.99%)と0.07ポイント増のmacOS 10.12(3.59%)が続く。
一方、減少幅が大きかったのは0.48ポイント減のWindows 7(48.43%)と0.41ポイント減のWindows 8.1(6.07%)。Windows XPは0.03ポイント減の6.07%にとどまり、再びWindows 8.1と並んだ。Windows全体のシェアは90.70%(0.75ポイント減)、Mac OS全体のシェアは5.94%(0.08ポイント減)となっている。

StatCounterのデータでは、Linuxのシェアは前月と変わらず1.79%にとどまる。8月に最もシェアが伸びたのは0.63ポイント増のOS X(11.95%)で、0.44ポイント増のWindows 10(31.64%)、0.13ポイント増のWindows 8(2.09%)、0.11ポイント増のChrome OS(0.56%)が続く。減少幅が最も大きかったのはWindows 7(0.95ポイント減、37.67%)で、Windows 10との差は6.03ポイントまで縮まっている。このほか、Windows XPが0.43ポイント減(3.74%)、Windows 8.1が0.09ポイント減(7.63%)となった。

StatCounterのデータを国や地域別にみると、ノルウェー領のスバールバル諸島およびヤンマイエン島でLinuxが1位となっている。ただし、Linuxのシェアは100%であり、前月までのデータがないため、変動状況などは不明だ。このほか、Windows 7が137か国・地域、Windows 10が88か国・地域、OS Xが4か国・地域で1位になっている。Windows 10はメキシコグアテマラなど7か国・地域で1位に上昇しているが、前月初めて1位に上昇したキルギスなど3か国・地域で2位~3位に後退している。日本でのLinuxのシェアは0.13ポイント減の0.82%で、1位のWindows 10は0.43ポイント増の38.02%、2位のWindows 7は変動なしの31.47%、3位のOS Xは0.56ポイント減の15.61%となっている。

Steamのデータでは、Linuxのシェアは0.11ポイント減の0.63%。OSXはmacOS 10.12.6が0.91ポイント増加して1.04%となった以外は減少しており、全体では0.03ポイント減の3.03%となっている。前月50%を割り込んだWindows 10 64 bitは0.44ポイント増で50.03%となり、50%を回復した。ただし、32ビット版のWindows 10が0.63ポイント減少したため、全体では0.17ポイント減の50.66%。Windows 7 64 bitは2.10ポイント増加して35.01%となり、32ビット版との合計では1.14ポイント増の38.13%となった。

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