米海軍、海難事故が相次ぐ オバマ政権下での予算削減も一因か

2017年8月25日 11:43

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記事提供元:スラド

maia曰く、 日本時間21日午前6時24分ごろ(現地時間午前5時24分)、シンガポール沖のマラッカ海峡で米海軍の駆逐艦「ジョン・S・マケイン」(横須賀基地所属)とタンカー「Alnic MC」が衝突し、駆逐艦の乗組員10名が行方不明、5人が負傷した。タンカーからオイル漏れはなく、また駆逐艦も自力航行している(NHKThe Sydney Morning Herald朝日新聞)。

 今年、太平洋地域で米海軍の艦が関係する事故はこれで4件目だという(産経新聞)。1月31日に巡洋艦「アンティータム」が横須賀市沖で浅瀬に乗り上げ、スクリューを破損。5月9日には巡洋艦「レイク・シャンプレイン」が鬱陵島沖で韓国漁船と衝突。6月17日には駆逐艦「フィッツジェラルド」が伊豆半島沖でコンテナ船と衝突している。8月17日、フィッツジェラルドの艦長や副艦長らは解任され、事故当時に見張りに就いていた乗組員ら約10人も処分された。

 事故原因の調査は終わっていないが、過失があった事は事実上認めた形。1月にジョン・マケイン上院議員が軍の即応態勢の危機を指摘していたが、やはりオバマ政権下での予算削減が背景にあるのだろうか。

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