AMD、RyzenのSEGV問題を認める

2017年8月10日 07:32

印刷

記事提供元:スラド

shesee曰く、 Linux上で、kernelやgccなど大きなソフトウェアを繰り返しMakeするとコンパイラがSegmentation Faultで失敗する問題についてAMDは問題の存在を認めたようです(techpowerupHotHardware)。

 AMDは問題がマザーボードやメモリではなくCPUの問題であること、Linuxで発生するもWindowsでは再現しないこと、初期のRyzenで発生するもEPYCやThreadripperでは発生しない事を報告しました。その上で、影響を受けるユーザーに対してはカスタマサポートで個別対応するようです。

 また、どうやらWindowsユーザに対しては交換対応はしないようです。株価が上がったとはいえ、AMDにはリコールする財務的余裕はなさそうです。

 B2ステップでアンコアの修正をするとの話が出てましたが、ThreadripperはB1ステップですので、製造上の問題なのでしょうか。市場にあるRyzenプロセッサーのどれが問題ないのか区別する方法が無いのもちょっと不誠実さを感じます。

 スラドのコメントを読む | AMD

 関連ストーリー:
AMD、セキュリティを強化した企業向けCPU「Ryzen PRO」を発表 2017年07月10日
PassMarkのCPUベンチマーク、AMDのシェアが増加中 2017年07月07日
Ryzenで発生しているSEGV問題、原因はCPUのキャッシュ? 2017年06月23日
AMD、サーバー向けの新たなCPUブランド「EPYC」を発表 2017年05月24日
Intel Core i9とAMD Ryzen 9 が今夏に登場か 2017年05月18日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事