軟調推移の続くドル円チャート分析上の当面の下値の節目、SMBC日興証券(花田浩菜)

2017年8月1日 12:06

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記事提供元:フィスコ


*12:06JST 軟調推移の続くドル円チャート分析上の当面の下値の節目、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

昨日は経済指標の側面からドル円の値動きについてお伝えしました。8/1付けの「主要通貨デイリー」では、今後のドル円について、チャート面から分析されていますのでご紹介します。

同レポートではまず、『ドル円は軟調に推移している。7月11日に114.49円まで上昇し、114.37円(5/10高値)を上抜けたことで一段の上昇が期待されたが、その後ほぼ一本調子でドル安が進行。昨日(7/31)には日次の一目均衡表の「雲」を下抜けるなど短期的には地合いも芳しくない。今週は重要経済指標の発表が相次ぐ中、インフレ関連指標が注目されるが、結果次第ではもう一段の下値を試すことも想定されよう。そこで本日は、チャート分析上の当面の下値の節目を紹介する』と伝えています。

続けて、意識される節目について、『目先的には110円処が心理的に大きな節目。これまで重要な節目を演じてきた52週移動平均線(109.92円、7/28現在)の水準とも重なり意識されそうだ。ドルが更に下落した際には、108.8円処が次の節目となろう。同水準は、6/14安値(108.83円)レベルであり、週次一目均衡表の「雲」の下限(108.84円)、さらには、英国民投票後の安値99.02円(2016/6/24)から戻り高値118.66円(2016/12/15)の半値戻し水準(108.84円)にもあたり、チャート的に強く意識されるレベルとなろう』と分析しています。

最後に、今後の展開として、『108.13円(4/17安値)で底入れが確認されたとの判断の下、108.83円を下回る下げは生じ難いと分析。重要な下値目処は109円処とみている。短期的にはドルの下値模索の可能性に注意を要しようが、8月半ば頃までには下値固めを終えて上昇局面に転じる公算が大きい』とまとめています。

詳しくは8/1付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《DM》

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