大橋悠依、女子200個人メドレーで銀 水泳世界選手権

2017年7月25日 20:06

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 ハンガリー・ブダペストで行われている水泳世界選手権は24日、競泳女子200メートル個人メドレー決勝が行われた。世界選手権初出場の大橋悠依が2分7秒91の日本新記録を出し、今大会日本勢初となる銀メダルを獲得した。準決勝を8位で通過しており、コースも一番端の8レーンと、メダルに届くとは思わなかったのか本人も驚いていた。

 大橋は最初のバタフライで勢いに乗り、50メートルを3位で通過した。続く背泳ぎは得意の大きなストロークで順位を2位に上げ、平泳ぎは苦手としながらも3位を引き離す。最後の自由形も衰える事無く2位でフィニッシュ、世界記録保持者で地元ハンガリーのカティンカ・ホッスーに続いた。

 大橋は21歳、競泳界で頭角を出すには遅い年齢である。東洋大学入学後も貧血や故障があり伸び悩み、その後は食事療法や高地トレーニングなどに取り組んでいた。4月の日本選手権400メートル個人メドレーで日本記録を3秒以上更新する日本新記録を出し、一気に注目された。さらに200メートル個人メドレーも優勝しての2種目の日本代表に入っていた。

 得意とする400メートル個人メドレーでは自身2個目のメダルが期待されている。

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