日経平均反落 週末要因、様子見姿勢強く小幅安

2017年7月21日 22:13

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記事提供元:フィスコ


*22:13JST 日経平均反落 週末要因、様子見姿勢強く小幅安

■本日の日経平均株価終値

2万0099円75銭 前日比-44円84銭

□その他の指数
・TOPIX      1629.99 前日比-3.02
・東証2部指数   6231.94 前日比+20.12
・東証マザーズ  1189.78前日比+9.98
・東証ジャスダック3326.85 前日比+15.12
本日の日経平均株価は反落。前日米国株はほぼ変わらずだったものの為替が円高方向に振れたことから日本株は弱含みの展開となりました。海外勢によるFA関連への買いなどからファナックなどロボット関連の一角が堅調、指数の下支えとなりました。業種別では電気、機械、繊維などが上昇した反面鉄鋼や鉱業の下落率は前日比で1%超。個別ではIPOのクロスフォーや、コロプラと販売パートナー契約締結が伝わったホープがストップ高となりました。東証1部の売買代金は1兆9967億円。

□日経平均のテクニカル分析
日経平均株価は反落しました。本日は小安い水準でもみ合い、一目均衡表の転換線で下げ止まり底堅い推移となりました。ボリンジャーバンドを見ますとバンドがさらに収縮しており、膠着感はより強いものとなりました。

□今日動いた注目の銘柄群
<3930>はてな
<7974>任天堂が本日発売したNintendoSwitchソフト「スプラトゥーン2」のゲーム連動サービス「イカリング2」を共同開発したと伝わり後場一時ストップ高を付けました。同サービスにより「スプラトゥーン2」と連動した対戦成績の閲覧やゲーム内アイテムの入手などが可能になる模様。
<6941>山一電機
米国株市場で半導体関連銘柄が買い直される中値動きの軽さに着目した投機資金の流入が観測されています。インベスコ・アセット・マネジメントやレオス・キャピタルワークスなど機関投資家からニーズの高い企業となっていることも市場の注目を集めている一因で、今日で6連騰となりました。
<3680>ホットリンク
経済産業省発表の「ビッグデータ・AIを活用した新しい経済指標意見募集」で新指標開発に参画したと報じられ、これが買い材料視され大幅反発となりました。経済産業省ではブログやツイッターなどのビッグデータ、AI技術、POSデータなどから新しい経済指標を開発・試験公表する方針。
<3758>アエリア
子会社リベル・エンタテインメントのイケメン役者育成ゲーム「A3!」について22日からテレビCMの放送を開始すると伝わり業績寄与への期待感から後場プラスに切り返しました。また、テレビCM放送開始に合わせゲーム内では特別ログインボーナスキャンペーンを実施するとも。
<4337>ぴあ
初期投資約100億円を投じ、横浜に収容客数1万人規模の大型コンサートアリーナを建設すると発表。音楽ライブ・エンタテインメント市場規模が拡大しているものの東京五輪開催を前に会場は不足傾向にある。音楽需要を取り込みながらチケット販売を増やす狙いで民間企業の単独主導によるアリーナ建設規模としては国内初となり、これを好感した買いから3連騰となりました。


【ニュース提供・エムトレ】《FA》

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