展覧会で自撮りしようとした女性が転倒し展示物が将棋倒し、事故?宣伝?

2017年7月17日 19:15

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記事提供元:スラド

米国・ロサンゼルスの倉庫を利用したギャラリーで開催中の展覧会で、展示品と一緒に写真を撮ろうとした女性が転び、展示台が将棋倒しになって展示品が破損する事故が起こったそうだ(The New York Timesの記事ABC Newsの記事USA TODAYの記事Hyperallergicの記事)。

この展覧会「The 14th Factory」ではSimon Birch氏など香港で活動する芸術家の作品が展示されている。事故が起こったのは王冠のオブジェ数十点が高さの異なる柱状の展示台に置かれた「Hypercaine」というインスタレーション。YouTubeで公開されている動画には、女性が右奥の展示台に背を向けてしゃがみ込んだところ、そのまま尻餅をつくように倒れて展示台にぶつかり、1列分の展示台が将棋倒しになる様子が撮影されている。

Birch氏などによると作品の一部には修復不可能なものもあり、被害額は20万ドル程度になるという。作品は保険に入っていないが、女性を訴えるつもりはないとのこと。しかし、1点2万ドル程度という高価な展示品を乗せた展示台は縦長で不安定なのにも関わらず、入場者は自由に接近可能であり、床にも固定されていない。また、YouTubeで動画を公開した人物はBirch氏の友人を名乗っており、動画の説明で展覧会に来るよう呼びかけていることから、この件自体が宣伝なのではないかという見方もある。

これに対し、Birch氏は本当に事故だったと反論しており、展示に注意するような掲示をするつもりはないとのこと。また、王冠は権力の象徴である一方、脆いものであり、それが落ちたのは皮肉かつ意味深いことだなどとも述べているとのことだ。 

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