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日経平均は小幅反落、北朝鮮情勢を警戒
*15:33JST 日経平均は小幅反落、北朝鮮情勢を警戒
日経平均は小幅反落。3日の米国市場では、6月ISM製造業景況指数の予想上振れや原油価格の上昇が好感され、NYダウは129ドル高となった。円相場も一時1ドル=113円台まで下落し、本日の日経平均は136円高でスタートした。ただ、本日は米国が独立記念日で休場のため海外勢のフローは限定的で、朝方には北朝鮮によるミサイル発射が伝わったこともあり、寄り付き後の日経平均は伸び悩んだ。後場に入ると北朝鮮が重大発表を行うと報じられ、日経平均はマイナスに転じ2万円を割り込む場面も見られた。
大引けの日経平均は前日比23.45円安の20032.35円となった。東証1部の売買高は18億5772万株、売買代金は2兆5053億円だった。業種別では、その他製品が2%を超える下落となったほか、サービス業、空運業が下落率上位だった。一方、輸送用機器、海運業、鉱業が上昇率上位だった。
個別では、売買代金トップの任天堂<7974>が5%近い下落となり、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、東エレク<8035>なども軟調。東エレクは米ハイテク株安の流れを引き継いだ。業績予想を下方修正したキユーピー<2809>は商いを伴って急落。また、公募増資の実施を発表した出光興産<5019>も大きく売られ、DLE<3686>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、円安や新車販売の好調でトヨタ自<7203>、SUBARU<7270>、ホンダ<7267>などの自動車株が買われた。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>は小じっかり。出光興産との統合進展への思惑から昭和シェル<5002>は急伸。また、芦森工<3526>が連日のストップ高となったほか、防衛関連の石川製<6208>や防虫関連のサニックス<4651>も東証1部上昇率上位に顔を出した。《HK》
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