静岡県吉田町、教員の長時間労働対策で夏休みを大幅短縮へ

2017年6月28日 07:57

印刷

記事提供元:スラド

maia曰く、 静岡県吉田町が来年度から町立小中学校の夏休みを「10日間程度」に短縮し、春・冬休みも合わせて3日間短縮するという(朝日新聞NHK)。

 年間の授業日数を増やし、1日当たりの授業時間を減らすことで、教員の長時間労働解消を図る。現在も夏休み中は補習や水泳の指導、部活動などで教員は出勤しているが、授業時間には含まれていない。文部科学省の調査によると、過労死ラインとされる時間外勤務月80時間超に達している教員の割合は、全国の小学校で約3割、中学校では約6割という。

 同町でも小学校が月平均57.6時間、中学校は90.1時間に達しているが、これを計画実施によって小学校が40時間以内、中学校が60時間以内まで減らせると見込んでいる。なお小学校では、外国語教育強化策で、総授業時数が140コマ(1単位時間は45分)増える見込みとなっている。

 スラドのコメントを読む | 教育

 関連ストーリー:
小中学校の暖房稼働基準は10℃ 2016年11月19日
小中学校の和式トイレは消えゆく運命? 2016年11月11日
21世紀後半には温暖化の影響で昼間に重労働ができなくなる可能性 2016年08月19日
ゆとり教育で休みが減少 2002年05月09日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事