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警察庁がサイバー犯罪・攻撃の情報サイト「サイバーポリスエージェンシー」を開設
警察庁は26日、サイバー犯罪・サイバー攻撃情報のポータルサイト「サイバーポリスエージェンシー」を開設した。これまで分散して発信していた情報を1箇所にとりまとめることで、情報をよりわかりやすく発信できるようにする。
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これまで警察庁が発信するサイバー犯罪情報は、インターネット情勢、不正プログラムの解析事例などを発信する@policeと、サイバー犯罪やサイバー攻撃情報と対策、各都道府県警のサイバー犯罪相談窓口などを発信する警察庁サイバー犯罪対策プロジェクトの2つのサイトに分かれていた。そのためわからないことがあってもどこで調べればいいのか、適切な窓口がわかりにくかった。
「サイバーポリスエージェンシー」では、サイト自体に情報を集めるのではなく、次の各サイトへのリンクをまとめている。
「@police」
インターネット情勢、不正プログラムの解析事例などを発信する。5月に世界的に話題になったランサムウェア「WannaCry」についても情報を発信している。
「警察庁サイバー犯罪対策プロジェクト」
サイバー犯罪・攻撃情報やそれらへの対策を発信する
「都道府県警察におけるサイバー犯罪対策」
警察庁サイバー犯罪対策プロジェクトの一部として、各都道府県警のサイバー犯罪に対する取り組みを発信する
「サイバー人材採用情報」
各都道府県警察でのサイバー人材の採用情報へのリンク
「広報」
サイバーセキュリティ関連の報道発表
「統計」
サイバーセキュリティ関連の統計
「日本サイバー犯罪対策センター(Japan Cybercrime Control Center:JC3)」、「内閣サイバーセキュリティセンター」など、その他サイバー犯罪対策機関へのリンク
サイバーポリスエージェンシーは、サイバー犯罪・攻撃に関する警察の仮想的な統合対策本部として、利用者から見るとその対策の総合的な窓口となり、何かあったら最初に見るべきサイトとしての位置づけを目指す。(記事:成瀬京子・記事一覧を見る)
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