今週のドル円相場~インフレ指標と米長期金利の動きが焦点に、SMBC日興証券(花田浩菜)

2017年6月26日 12:11

印刷

記事提供元:フィスコ


*12:11JST 今週のドル円相場~インフレ指標と米長期金利の動きが焦点に、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

今週は耐久財受注をはじめ、米国で経済指標の発表が数多く予定されていますね。6/26付けの「主要通貨デイリー」では、今週のドル円相場について考察されていますのでご紹介します。

同レポートではまず、先週のドル円の動きについて、『先週のドル円は、週前半こそドル買いが優勢となり、一時111.79円と5月26日以来のドル高水準まで上昇したが、その後は上値を追う展開とはならず111円台での小動きに終始。前の週に大きな注目イベントだったFOMC(連邦公開市場委員会)を終え、新たな手掛り材料が見当たらない中で方向感に乏しい値動きとなった』と伝えています。

続けて、『FOMCを振り返ると、同会合では年末までにもう一段の利上げとバランスシート縮小開始の意向が改めて示されたわけだが、金融市場では、年内追加利上げの織り込みは依然5割にも届いていない。経済指標が好悪混在のまだら模様を続ける中、市場はFRB(連邦準備制度理事会)の年内再利上げ見通しに半信半疑といった状況にある』と紹介しています。

最後に、今週は米国で経済指標の発表が相次ぐことを挙げ、『これらが米国への安心感をもたらすか否かがドル円の焦点となろう。とりわけ注目されるのがインフレ指標であるPCEデフレータ(5月分、30日発表)。22日の当欄で指摘した通り、ドル円が連動性を強める米長期金利を分解してみると、インフレ期待の低下が米長期金利の低下をもたらしていることがわかる。それだけに、インフレ指標が良好な結果を示せば米長期金利の上昇、そしてそれに伴いドル円反発のきっかけとなる可能性があり注目される。米国の金融政策を巡っては、27日のイエレンFRB議長の講演も市場の大きな注目を集めよう』と分析しています。

詳しくは6/26付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《DM》

関連記事