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買い物の前に口コミ確認する人は4割 口コミを見るのはいつ、どこで
買い物をする前に、何らかの形で口コミを気にする人は4割という結果となった。消費者にとっても、商品やサービスを提供する側にとっても、口コミは重要な存在になっていることが改めてわかった。[写真拡大]
大きな買い物をする前に口コミを参考にする方も多いことだろう。インターネットを見れば、食料品や日用品といった小さいものから、家電、家具といった高額なもの、あるいは医療機関やエステといった無形のサービスまで、ありとあらゆる口コミを見ることができる。人がどんなときに口コミを利用し、どこから情報を収集するのかを見てみよう。
クリエイティブジャパンがアンケートサイト『ボイスノート』で「評判・口コミについてのアンケート」を実施。会員1000人に調査した所、買い物をする時に評判や口コミを「気にする」と答えた人は14.4%、「どちらかと言えば気にする」と答えた人は28.9%で、事前に何らかの形で口コミを気にする人は4割という結果になった。
更に、口コミを気にする人に対して、ネットでの買い物をするときと、店舗で買い物をするときのどちらで口コミを気にするかを質問した所、「ネットで買い物をするとき」は61.8%、「店頭で買い物をするとき」は14.7%、「どちらでも」は23.4%となった。特にネットで買い物をする時に口コミを気にする人が多い。
どこで口コミをチェックしているかという質問には、「Amazonや楽天などの商品ページ」が59.0%と最も高く、ついで「価格.comのような比較サイト」が53.1%、「実際にその商品を使った人の個人ブログ記事」が22.2%となった。
口コミを参考にする機会は特にネットでの買い物が多く、通販サイトのレビューを見て検討する、あるいは比較サイトで価格と口コミを比べながら検討をして判断するというケースが多いようだ。
口コミを見て、評判が悪かったらどうするかという質問には、「購入自体を見送る」が43.0%、「他のメーカー・ブランドの同等品を改めて検討する」が38.2%で、8割もの人が「評判が悪かった場合は購入をしない」という結果となった。一方で「評判は悪くても購入する」と答えた人は4.1%であり、口コミが購入を左右する上で非常に重要な指標になっていることがわかった。
半数近くの人が気にして、大きな判断材料となっている口コミ。商品やサービスを売る側にとっては「口コミが大切」と言われてきたが、それが改めて浮き彫りになった結果と言える。消費者は口コミを見ることで、無駄使いを抑えることができるし、商品やサービスを提供する側は、悪い口コミが付かないように意識する必要がある。ネットが普及する中で、双方にとって口コミがより一層重要な存在となっていくことだろう。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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