Microsoft、Windows 10の使用者は毎日3億人以上

2017年5月8日 05:24

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記事提供元:スラド

Microsoftのコーポレートバイスプレジデント、ユスフ・メヘディ氏によれば、世界で3億人以上が毎日Windows 10を使っているそうだ(Softpediaの記事MSPoweruserの記事On MSFTの記事)。

Windows 10 SやSurface Laptopに関するBloomberg Technologyのインタビューに答えたもので、Windows 10の月間アクティブユーザー数は4億人を超えており、3億人以上が毎日平均3時間半以上Windows 10を使用しているとのこと。ただし、月間アクティブユーザー数の4億人以上という数字は、昨年9月に公表された数字と同じだ。Microsoftは最近のブログ記事でも同じ数字を使用しており、9月以降どの程度増加しているのかについては明らかにされていない。

NetApplicationsの4月分データによると、Windows 10のシェアは前月から0.92ポイント増の26.28%。昨年9月との比較では3.75ポイントの増加(16.64%増)にとどまる。9月以降、Windows 10が1ポイント以上増加したのは11月のみであり、他の月は1ポイント未満の増減となっている。一方、Windows 7は前月から0.92ポイント減の48.50%となっているが、昨年9月との比較では0.23ポイント増加している。Windows 7は昨年4月に50%を割って以降、1ポイント前後の増減を繰り返しており、昨年4月との比較では0.68ポイント増加している。NetApplicationsのデータをそのまま当てはめることはできないが、Windows 10の月間アクティブユーザー数が5億人を超えるのはもう少し先かもしれない。
NetApplicationsはユニークビジター数をカウントするため、台数の変動が反映しやすい。一方、アクセス回数をカウントするStatCounterでは、使用時間の変動が反映しやすいと思われる。StatCounterの4月分データによると、Windows 10は前月から1.07ポイント増の29.96%となり、30%に迫る。昨年9月からの増加分も5.54ポイント(22.69%増)となっている。Windows 10は昨年7月まで毎月1ポイント以上の増加を続けていたが、8~10月に停滞し、以降再び増加に転じたものの、1ポイント以上増加したのは11月と4月のみ。一方、Windows 7は前月から0.81ポイント減の38.89%。昨年8月に40%を割って以降は増減を繰り返しており、38%から40%の間を推移している。

日本ではWindows 10が1.57ポイント増加して36.01%となっている。日単位でみるとWindows 10は休日に増加する傾向があり、日本では月間でWindows 10が1位になって以降も平日はWindows 7が上回っていた。3月中旬から平日もWindows 10が上回るようになり、4月は常に1位となっている。なお、4月11日にはWindows Vistaのサポートが終了し、Windows 10 Creators Updateの提供が始まっているが、日本・世界ともこの前後に特別な動きはみられない。

Steamでは先月、Windows 10 64 bitが初めて単独で50%を超えたが、今月は0.07ポイント減の50.08%。32ビット版も0.06ポイント減の0.99%となっており、Windows 10合計では0.13ポイント減の51.07%となった。先月30%を割り込んだWindows 7 64 bitは0.89ポイント増の30.86%となり、30%台を回復した。Windows 7全体では0.68ポイント増の35.42%となっている。

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