古いプロセッサー搭載PCでもWindows 7更新プログラムがブロックされる問題

2017年4月29日 17:06

印刷

記事提供元:スラド

Intel/AMDの古いプロセッサーを搭載したPCで、Windows 7の更新プログラムがブロックされる問題がオランダのWebサイト「Tweakers」のフォーラムで複数報告されている(InfoWorldの記事Softpediaの記事Tweakersのスレッド[1][2])。

問題はWindows Updateが「PCに搭載されているプロセッサーは最新のWindowsのみサポート」といった趣旨のエラーメッセージを表示するというもの。これは4月の月例更新適用後、最新プロセッサーを搭載するWindows 7/8.1 PCで表示されるエラーメッセージだ。

しかし、問題が報告されているプロセッサーは2009年発売のIntel Pentium Dual Core E5400(Wolfdale)、2013年発売のIntel Celeron J1900(Bay Trail)、2009年発売のAMD Phenom II X4 955 Black Editionといった古いものだ。

Celeron J1900がサポートするWindows 7は64ビット版のみだが、報告者は64ビット版かどうかについて言及していない。Phenom IIユーザーは最近ビデオカードをRadeon RX480にアップグレードし、SSDを追加したという。その後、Windows 7を再インストールしたら問題が発生したとのこと。

4月の月例更新ではAMD Carrizo DDR4(組み込み向けSoC「Merlin Falcon」とみられる)搭載PCで将来の更新プログラム取得ができなくなる問題が発生している。この問題は19日にオプションの更新プログラムとして提供開始されたマンスリーロールアップのプレビュー(KB4015552 / KB4015553)でも修正されていないようだ。Tweakersで問題が報告されたプロセッサーに関する記述はみられない。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | アップグレード | バグ | Windows

 関連ストーリー:
最新CPU搭載PCでWindows 7/8.1の更新プログラムを入手可能にするパッチが開発される 2017年04月22日
Windows 7/8.1の月例更新、AMDマシンの一部で将来の更新プログラムがブロックされる問題 2017年04月16日
MS、最新CPU搭載マシン向けのWindows 7/8.1更新プログラム提供を終了? 2017年03月21日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事