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GoogleのJavaScriptベンチマーク「Octane」が引退
記事提供元:スラド
Googleは12日、JavaScriptベンチマーク Octaneの引退を発表した(V8 JavaScript Engineブログの記事、Ars Technicaの記事、BetaNewsの記事)。
SunSpiderのような初期のマイクロベンチマークの弱点を克服すべく開発されたOctaneだが、2015年までに多くのJavaScript実装はOctaneで高いスコアを得るためのコンパイラー最適化が進んでいたという。その結果、Octaneのスコアは実際のWebサイト読み込み速度を反映しないものになっている。現実のユースケースでは不利益になるような最適化や、Octaneのバグを悪用する最適化も行われているとのこと。
現在では多くのJS VMでスコアの差が出にくくなってきており、現実的な幅広いコードでの高速化を実装するのではなく、Octaneに特化した最適化が行われている現実を踏まえ、Octaneを推奨されるベンチマークから外す時期が来たとのことだ。
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