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事あれば天皇に命投げ出せ「求めない」稲田防相
稲田朋美防衛大臣は11日の記者会見で、教育勅語について、一旦事があれば天皇のために命を投げ出せという部分は現在でも通用する価値観と考えるか、と記者団に問われ「そのようには思っておりません」と断言し、記者団が、自衛官にそのようなことを求めるか、と問われて「求めません」と答えた。
稲田防衛大臣は「教育勅語の学校における具体的な教育方法というか、取り上げ方に関しては、防衛大臣としての所管ではないので、答えは差し控えたい」としたうえで「学校において、教育勅語をわが国の教育の唯一の根本とするような指導を行うことは不適切ということも申し上げてきた」と語った。
また、稲田防衛大臣は「私は今まで、どのように教育の現場で使われるべきか、ということを申し上げていたわけではないつもりだ」とも語った。
そのうえで「私自身、防衛大臣で、教育内容、教育方法について何か申し上げる立場にはない。ただ、個人的見解というか、過去の私の11年も前のインタビューを取り上げて(国会で)質問されたので、私自身としては、親孝行とか夫婦仲良くとか、友達との信頼関係とか、そういう現代でも通用するような価値観というものはあると、不易と流行という意味があるということを申し上げていた」と説明した。
また、稲田防衛大臣は、自身が(常に主張している)持論だと断ったうえで「日本は単に経済大国を目指すのではなくて世界中から尊敬される高い倫理観と道徳心で世界中から尊敬されて、また頼りにされるようなそんな国を目指しましょうということを今まで申し上げてきたので、自分のそういう考え方を申し上げたけれど、教育勅語をどのように教育現場の中で取り扱うかというのは、防衛大臣の所管でもありませんし、教育勅語を唯一の教育方針として取扱うということは不適切である」と述べた。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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