ターク、2017-18年秋冬コレクション - 「ボーダレス」をあらゆる側面から

2017年3月28日 16:05

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記事提供元:ファッションプレス

 ターク(TAAKK)の2017-18年秋冬コレクションが、2017年3月25日(土)東京・渋谷ヒカリエにて発表された。今回のテーマは「ボーダレス」。クリエイションのみならず、ショーのあらゆる側面から「壁を取り払う」ことへの拘りを感じた。

 ブランド設立5年目にして初のファッションウィーク参加となったターク。パリ・ニューヨークでの展示会を経て経験を積んだ森川の表現する「ボーダレス」とはどのようなものであろうか。

 全体を通してカラーパレットやシルエットに一貫性は感じない。それもそのはず、ルック自体が人種・国籍の様々なモデルに合わせてスタイリングされたからだ。森川は「ルックブックのように服の世界観にモデルを合わせるのではなく、多様なモデルの持つそれぞれの世界観に服を合わせることで、ショーならではのボーダレスを表現したい」と語る。

 テキスタイルは全てオリジナル。最も良いものが作れる国を幅広く探し、刺繍、ジャガードはうっとりとするような技術の粋を尽くしたものをあつめた。パターンもアニマル、スカーフ柄、タータンチェックなど幅広い柄を大胆にミックス。それでいて煩さを感じさせない絶妙なバランスが保たれている。

 カラーファーを用いたアイテムにも注目。これらは各メゾンが使い残したリアルファーを再利用して作られているという。

 グッチ ゴースト(GUCCI GHOST)のトラブル・アンドリュー(Trevor Andrew)のパートナーとして、ジュエリーを作ってきたウィル・ショット(Will Shott)とのコラボレートにより、ブランド初のオリジナルジュエリーも登場した。ウィルのブランドである「www.」のアイテムもランウェイでお目見え。

 会場にはヒカリエホール間の通路を使用。観客とモデルの間の境界をなくし、服をより身近に見れるようにとの拘りだ。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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