サポートサーフェス、2017年秋冬コレクション発表

2017年3月26日 21:06

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記事提供元:ファッションプレス

 サポートサーフェス(support surface)の2017年秋冬コレクションが、2017年3月22日(水)豊洲・Brillia ランニングスタジアムにて発表された。

 今季、デザイナーはボディと服の関係性に焦点を当て、重量感のある生地で構成される秋冬ファッションの内側から、ボディの気配を感じさせた。

 ボディの気配を伝えたのは、分量感のあるドルマンスリーブのトップスに代表されるような、布のゆとりが生み出す自然な動きが魅力的な服だ。腕や脇の周辺を自由に揺れ動く布が、身体のラインを隠すようでいて、ボディを暗示する。 また、胸下の切り返し部分に大胆なタックが入れられた黒のワンピースも、大きなシルエットの下にあるボディを意識させ、ほのかな色気を運んだ。

 カラーパレットは、ブラックやグレー、ダークグリーン、ネイビーといった重厚なカラーが中心。にも関わらず、全体を通して爽やかな印象にまとまっているのは、真っ赤なアネモネを散らした花柄テキスタイルや、ラメのような光沢感とハリ感を出したオリジナルジャカード、キラキラ輝く総スパンコールの生地といった、個性的なマテリアルが服の随所に散りばめられたからだろう。 

 とりわけ印象的だった素材であるレザーも、リアルレザーより軽くて薄い人工皮革を使用している。それらにボンディングを施したり、光沢感の出る箔を貼ったりし、リアルレザーではあり得ない、軽やかで、表情豊かな効果を生み出す。

 素材選びやパターンに見られる、何気ないようになされた努力や、表に直接は表れない色気が、真に美しい女性の姿を、私たちに伝えてくれたようなコレクションだった。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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