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ホバーボード飛行距離の世界記録保持者、仏当局から暫定的な飛行禁止
ホバーボードによる飛行距離の世界記録を持つフランスのFranky Zapata氏に対し、開発中のホバーボード「Flyboard Air」による飛行を当局が暫定的に禁じたそうだ(Zapata氏のFacebook投稿、LCIの記事、Le Populaire du Centreの記事、The Vergeの記事、VentureBeatの記事)。
Zapata氏は昨年4月に行ったFlyboard Airの飛行テストで約50メートルの高さを2,252.4メートル飛行し、ギネス世界記録に認定されている。しかし、仏国家憲兵隊から出頭を命じられたZapata氏は、Flyboard Airが無認可の航空機に該当し、都市部を無許可で飛行していると言われたそうだ。Flyboard Airは地面から8センチメートル以上浮上しており、今後もテスト飛行を続ければ実刑になるとも言われたとのこと。
Flyboard Airの飛行テストに対しては、住民から騒音や風などへの苦情も出ていたようだ。民間航空総局は数か月にわたってZapata氏と話し合ってきたが、Zapata氏が事故防止のために十分な対策を行わなかったという。さらに、民間航空総局ではZapata氏が乗務員や操縦士としての試験を受ける必要があるとも述べている。Flyboard Airが規制をクリアし、認可を得れば飛行可能になるとのことだが、人が立って乗る小型飛行機に関する基準が存在しないため、そう簡単ではないようだ。
Zapata氏の会社は昨年、米防衛企業Implant Sciencesからの買収提案を断っているが、その他の企業からもオファーが来ているという。それでもZapata氏は、フランスでの開発を継続したいとのこと。Change.orgではフランス国内でFlyboard Airの飛行テストを継続できるようにすることを求めるキャンペーンも行われている。
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