NY原油:小幅反落で53.20ドル、リグ稼動数の増加が重しに

2017年3月7日 07:30

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記事提供元:フィスコ


*07:30JST NY原油:小幅反落で53.20ドル、リグ稼動数の増加が重しに
NY原油先物4月限は小幅反落(NYMEX原油4月限終値:53.20↓0.13)。52.76ドルから53.56ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米石油会社ベーカー・ヒューズが先週末に発表した米国の掘削設備(リグ)の稼動数は、前週比7基増加の609基と7週連続で増加。米国の原油在庫の増加傾向などが重しとなり、原油はマイナス圏での推移となった。なお、リビアで武装勢力との衝突で石油積み出し2港が作業停止に追い込まれているが、さほど材料視されなかった。

チャートでは、25日移動平均線(53.3ドル水準)レベルからでもみ合っている。欧州政治リスクやトランプ政策への警戒感から上値は重くなっているが、石油輸出国機構(OPEC)加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えに。《WA》

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