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KDDI、自宅で手軽に胃がんリスクチェックができるサービス開始
検査キット(KDDIの発表資料より) [写真拡大]
KDDIは24日、セルフ健康チェックサービス「スマホdeドック」の新たな在宅検査キットとして「胃がんリスクチェックABC分類」の提供を開始したと発表した。併せて、内視鏡検査を受診可能な病院の検索機能も新たに提供する。
「スマホdeドック」は、専用の在宅検査キットとWEBサービスを組み合わせることで、子育て中の専業主婦や自営業者など、健康診断を受診する時間を取ることが難しい人が気軽に素早く健康チェックを行えるサービス。2015年4月より、KDDIが実証事業を通じた提供を開始し、同年8月より全国向けに提供している。
これまで、一般的な健康診断と同じような検査が自宅でも受けることができる「生化学14項目」の検査キットを提供しており、今回は第二弾の検査キットとなる。
新たに追加される「胃がんリスクチェックABC分類」では、わずかな血液を採取して郵送すると、約1週間で胃がんのリスクチェックができる。検査では、ピロリ菌感染による抗体の量 (ピロリ菌の有無) と胃から分泌されるペプシノゲンの量 (胃粘膜の萎縮度合い) の2つの要素を分析し、胃がんのかかりやすさのリスクを、A群 (リスク低)~D群 (リスク高) の四段階に分類している。検査結果をもとに、早期に内視鏡検査を受診するよう「スマホdeドック」マイページにて、内視鏡検査が受診可能な病院の検索も可能とする。
日本人の死因1位となっているがんの中でも胃がんは従来から上位を占めており、その死亡者数は年間約5万人を推移。一方で、早期発見や早期治療により生存率は高まっており、さらに、胃がんの主な要因は「ピロリ菌」感染によるもので、除菌することで胃がんにかかるリスクが低くなることがわかっている。そのため、KDDIでは、「ピロリ菌」感染を早期に発見し、早期治療を行なうことで、胃がんを予防することができるとして、今回のサービスを開始した。
利用方法は、「スマホdeドック」サービスサイトに登録し、申込画面に必要情報を入力後、検査サービスの申し込み・オンライン決済を行う。その後、自宅に郵送される検査キットで自ら採血し、検査キットを返送すると、約1週間後に、「マイページ」上で検査結果が確認できる。
推奨年齢は20歳以上となっており、利用料金は、1回7,980円 (税抜、送料別)。
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