カフェインに加齢で発生する炎症を防ぐ効果が確認される

2017年1月21日 16:48

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記事提供元:スラド

taraiok曰く、 スタンフォード大学医学部の研究者らが、カフェインによって加齢に伴う慢性的な炎症が抑えられるという研究結果を発表した(Stanford MedicineSlashdot)。

 これは100人以上の調査データから判明したもの。老化による非感染性疾患の90%以上が慢性炎症に関連しており、特に癌やアルツハイマー病、心臓血管疾患、変形性関節症などに関与している可能性が高いという。これらの炎症は血液中を循環する核酸が出す代謝物や分解物が原因で発生するとのことだが、カフェインの代謝物には核酸の代謝物に対抗する能力を持つ可能性があるそうだ。

 実際加齢による炎症プロセスが発生しない人がおり、そのような人々はそうでない人々と比べて多くカフェイン飲料を飲む傾向があったという。コーヒー愛好者が禁酒者より長く生きる傾向があるのはこれが理由ではないか、とされている。

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