三井化学がLiイオン電池向け電解液を増産へ、浙江合弁の設備増強

2016年12月21日 13:44

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記事提供元:フィスコ


*13:44JST 三井化学がLiイオン電池向け電解液を増産へ、浙江合弁の設備増強
三井化学<4183>は21日、中国合弁会社の設備を増強し、リチウム(Li)イオン電池向け電解液の生産規模を拡大させると発表した。年産能力を現在の1500トンから、3倍超の5000トンに引き上げる。工事は2017年11月に完了する予定だ。
増産を行う合弁会社は、台湾塑膠工業(台湾プラスチック:FPC)との折半出資で設立した「台塑三井精密化学有限公司」。需要拡大が見込まれる中国市場のニーズに対応するべく、今年7月に営業運転を開始した。
今後も一段の需要増が見込まれることから、生産設備の増強を決めた。ノートパソコンやスマートフォン、タブレット端末の世界的な普及に伴い、Liイオン電池の市場が拡大している。今後は環境への負荷が小さいプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の普及が見込まれ、中国を中心に一段の市場拡大が期待される状況という。

【亜州IR】《ZN》

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