沖縄県で空中給油中のオスプレイにトラブル、名護市沿岸に不時着水

2016年12月15日 17:21

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 沖縄県・普天間飛行場所属の垂直離着機「オスプレイ」が、名護市沿岸で空中給油の訓練中にトラブルを起こし、名護市海岸沖に着水して機体が大きく損傷する事故が発生した(朝日新聞日経新聞)。

 給油用のホースがオスプレイのプロペラに接触してプロペラが損傷し、機体が不安定な状態になったため普天間基地への帰還を試みたという。しかし、普天間基地は市街地内にあるため、途中でパイロットが海岸沿いの名護市・キャンプ・シュワブに変更し、その途中で不時着水を行ったとのこと。

 オスプレイは水平飛行と垂直飛行を切り替えられ、その過程で機体が不安定になる可能性が指摘されているが、今回のトラブルは水平飛行中に発生したようだ。この事故については「墜落」ではないかとの声もあったが、パイロットが機体をコントロールして着水させたことから墜落ではなく「不時着」や「不時着陸」、「不時着水」であると防衛省は発表している(BuzzFeed)。

 なお、空中給油中の事故はオスプレイに限ったものではなく、米国内でも発生しているようだ。

 スラドのコメントを読む | 軍事 | 交通

 関連ストーリー:
Googleのラリー・ペイジ、秘密裏に「空飛ぶ自動車」ベンチャーに100億円以上を投資していた 2016年06月13日
DARPA、電動プロペラ内蔵式次世代翼垂直離陸機の開発を開始 2016年04月07日
自衛隊、垂直離着陸機「オスプレイ」導入へ 2015年05月08日
仏ユーロコプター、時速400km以上の速度を目指す高速ヘリを開発 2013年06月13日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事