NY金:反落で1172.40ドル、ECBによる金融政策変更でドル買い加速

2016年12月9日 07:04

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY金:反落で1172.40ドル、ECBによる金融政策変更でドル買い加速
NY金は反落(COMEX金2月限終値:1172.40↓5.10)。高値は23時08分の1177.00ドル、安値は22時45分の1170.90ドル。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で、資産購入プログラムを現行2017年3月から2017年12月まで9か月延長する一方、規模は4月から現行の各月800億ユーロから600億ユーロに減額することを発表。ECBの結果を受けてユーロ・ドルは一時1.0874ドルまで急伸し、11月11日来の高値を更新したが、ドラギECB総裁の会見後は1.0609ドルへ急落した。


ユーロ売り・ドル買いのフローが強まったことから、ドル指数は101.250まで上昇。為替市場で、ドル高となったことから割高感が意識されて金は売られた。


テクニカル面では、7月6日の年初来高値1384.40ドルをピークに調整相場が続いている。心理的なサポートだった1200ドルを割り込んだことから、下値模索の展開が継続。《MT》

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