Google、1月1日のうるう秒に前後10時間のクロック調整で対応へ

2016年12月5日 16:54

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記事提供元:スラド

 2017年1月1日にうるう秒が挿入されることは先に発表されている(過去記事)。日本時間午前8時59分59秒と9時0分0秒の間(UTCでは12月31日の23時59分59秒と1月1日の0時0分0秒の間)に「59分60秒」が挿入されるのだが、過去のうるう秒実施時にはこれによって複数のコンピュータでシステムトラブルが確認されていた。それに対応するため、Googleの公開NTPサーバー(Google Public NTP)では日本時間で2016年12月31日の23時から2017年1月1日の19時まで(UTCでは31日14時から1日10時)の20時間、わずかにクロックの進みを遅くする措置を行うとのこと。これによって「8時59分60秒」を挿入させることなしに正しい時刻との同期を実現するという(Google Cloud Platform BlogGoogle Public NTPINTERNET WatchSlashdot)。

 この間は1秒が本来の1秒よりも13.9マイクロ秒長くなるとのことで、うるう秒の挿入時直後には約0.5秒だけ標準時よりも時刻が進む状態になり、2017年1月1日の19時時点で標準時との同期が完了する。Googleはこの手法を過去のうるう秒導入時にも採用していたそうだ。

 また、Googleだけでなく、BloombergやAmazon、Microsoft、Akamaiなども似たような手法でうるう秒を回避するようだ。

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