NY金:4日ぶりの反発で1177.80ドル、平均時給の下振れを受けて

2016年12月3日 07:23

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:23JST NY金:4日ぶりの反発で1177.80ドル、平均時給の下振れを受けて
NY金は4日ぶりに反発(COMEX金2月限終値:1177.80↑8.40)。高値は0時11分の1180.30ドル、安値は22時50分の1168.40ドル。米労働省が発表した米雇用統計で失業率は4.6%と、予想外に10月4.9%から低下し2007年8月来の低水準となった。一方、非農業部門雇用者数は前月比+17.8万人と市場予想にほぼ一致。10月の+14.2万人から伸びが拡大したが、10月分は+14.2万人へ+16.1万人から下方修正。ただ、平均時給は前月比‐0.1%と、予想外に2014年12月以来のマイナスに落ち込んだ。


平均時給の低下などがマイナス視されて、米ドル買いは進まず。金は足元の下落に対する反動などからプラス圏での推移となった。


テクニカル面では、1年に渡る緩やか上昇トレンドは、7月6日の1384.40ドルをピークに調整相場に転換している。サポートラインとして意識されていた1200ドルを割り込んだことから、下値模索の展開が継続。《MT》

関連記事