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PKO「毎日緊張感を持って注視」と稲田防衛相
稲田朋美防衛大臣は29日の記者会見で、南スーダンPKO活動のため、ジュバに入った第11次隊の先遣隊の様子について「国連施設内の施設構築や給水活動、国連施設外における砂利運搬等について、現在活動している第10次要員から業務の引継ぎを受けているところだ」とした。
稲田防衛大臣は「引継ぎと共に、現地の交通ルールに適応するため、訓練として車両操縦訓練などを実施している。今後、第10次要員から第11次要員へと業務の引継ぎが進んでいくが、引き続きジュバの情勢については緊張感をもって注視し、部隊の安全確保に万全を期し、有意義な活動を実施していきたい」と語った。
また「南スーダン全体としては極めて治安情勢は厳しいものがあり、北部そして南部の国境付近や西の方で武力の衝突などが生じていることも事実ですので、ジュバ内は比較的落ち着いているとはいうものの、やはり、緊張感をもって見ていかなければならないというふうに考えている。私としても、毎日、情報収集をして緊張感をもって注視している。もしPKO5原則が崩れるというような場合には躊躇なく、撤収する。また個別具体的状況に応じ、政府全体で判断していくことになろうかと思う」とした。
また、防衛省や自衛隊のシステムにサイバー攻撃があって、情報が流出したという一部報道については「日頃から数多くのサイバー攻撃と思われる不審メールや不正な通信を受信しているが、報道にあったような情報流出などの事実は確認されていない」とした。(編集担当:森高龍二)
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