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日米の注目経済指標:10月米小売売上高は12月利上げの後押し材料に
*14:50JST 日米の注目経済指標:10月米小売売上高は12月利上げの後押し材料に
11月14日-18日に発表される主要経済指標については以下の通り。
■14日(月)午前8時50分発表予定
○(日)7-9月期国内総生産速報値-予想は前期比年率+0.8%
輸出が多少持ち直すことから、成長率は4-6月期の前期比年率+0.7%をやや上回る見込み。ただし、10-12月期以降も輸出の回復が続く保証はないこと、在庫調整の影響が出ること、個人消費や企業設備投資はさえない状態が続くとみられている。現状では持続的な経済成長への期待が大幅に高まることはないとみられる。
■15日(火)午後10時30分発表予定
○(米)10月小売売上高-予想は前月比+0.6%
参考となる9月実績は前月比+0.6%で市場予想と一致した。自動車・同部品やガソリンスタンドなどの売り上げが好調だった。ただし、コア売上高は市場予想の前月比+0.4%を下回る+0.1%にとどまった。10月については、自動車・部品、家具、レストランなどの売上高は順調に推移しているとみられており、市場予想は妥当な水準か。
■16日(水)午後11時15分発表予定
○(米)10月鉱工業生産指数-予想は、前月比+0.2%
参考となる9月実績は前月比+0.1%で市場予想をやや下回った。製造業、鉱業は上昇し、電気・ガスは低下した。10月については、電気・ガスは伸び悩むとみられているが、製造業と鉱業は順調さを保つことが予想されており、市場予想は妥当な水準か。
■17日(木)午後10時30分発表予定
○(米)10月消費者物価コア指数-予想は前年比+2.2%
参考となる9月実績は、前月比+0.1%、前年同月比+2.2%。ガソリン価格や家賃が上昇しており、全体の指数上昇に寄与した。インフレ圧力は次第に高まっていることを示唆する内容だった。10月については家賃の上昇が続いていることから、コアインフレ率は9月実績と同水準になる見通し。総合指数は9月実績をやや上回る可能性がある。
■17日(木)午後10時30分発表予定
○(米)10月住宅着工件数-予想は115.5万戸
参考となる9月実績は104.7万戸で前月比-9.0%、市場予想も下回った。一戸建ての着工件数は増加したが、5世帯以上の集合住宅の着工件数は大幅に減少した。10月については9月に減少した反動で増加が予想されているが、集合住宅の着工件数が大幅増となる可能性は低いとみられている。
その他の主な経済指標の発表予定は、15日(火):(米)11月ニューヨーク連銀製造業景気指数、(米)9月企業在庫、16日(水):(米)10月生産者物価コア指数、(米)9月対米証券投資、17日(木):(米)10月住宅建設許可件数、(米)11月フィラデルフィア連銀景況感調査。《FA》
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