NY原油:大幅続落で43.41ドル、10月のOPEC増産が嫌気され

2016年11月12日 07:24

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記事提供元:フィスコ


*07:24JST NY原油:大幅続落で43.41ドル、10月のOPEC増産が嫌気され
NY原油は大幅続落(NYMEX原油12月限終値:43.41↓1.25)。高値は23時03分の43.90ドル、安値は1時32分の43.03ドル。石油輸出機構(OPEC)が公表した11月の石油市場リポートでは、10月の加盟国の生産量が前月から増加し、過去最高水準に達した。また、16年の世界の原油需要見通しを引き下げたことで、需給面の緩みが長期化するとの見方が強まり原油は売り優勢となった。


加えて、石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米原油生産向け掘削設備(リグ)稼働数は、2週連続で増加。米国市場での減産ペースが鈍っていることもマイナス視された。


日足チャートでは、200日移動平均線(43.4ドル水準)まで下落している。米大統領選挙を通過したことから、市場の関心は月末のOPEC総会に向かう。《MT》

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