NY原油:4日ぶりに反落で44.66ドル、IEAはOPEC減産なければ来年も石油余剰は続く

2016年11月11日 07:36

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記事提供元:フィスコ


*07:36JST NY原油:4日ぶりに反落で44.66ドル、IEAはOPEC減産なければ来年も石油余剰は続く
NY原油は4日ぶりの反落(NYMEX原油12月限終値:44.66↓0.61)。高値は0時22分の45.17ドル、安値は23時22分の44.41ドル。国際エネルギー期間(IEA)は、石油輸出機構(OPEC)が大幅な減産に踏み切らない限り、世界規模での供給増加に歯止めがかからず、来年も石油の余剰状態は続く可能性があるとの見方を示した。近年、消費が著しかった中国やインドからの需要が鈍ることが背景にあるとしている。


トランプ次期大統領への政策期待で株式市場は沸き立っているが、原油市場は、月末のOPEC総会での減産合意に対する警戒感が残りさえない展開となった。


日足チャートでは、200日移動平均線(43.4ドル水準)まで下落しているが、下影(下ヒゲ)を残し、この水準で下げ止まっている。米大統領選挙を通過したことから、市場の関心は月末のOPEC総会に向かう。《MT》

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