マイクロソフト、EMETのサポート期間を18か月間延長

2016年11月9日 18:27

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記事提供元:スラド

headless曰く、 Microsoftの脆弱性緩和ツールEMET(Enhanced Mitigation Experience Toolkit)は2017年1月27日にサポート終了となっていたが、ユーザーからのフィードバックを受けてサポート期間を18か月間延長するそうだ(MicrosoftのTechNetブログRegisiterSoftpedia)。

 最新版のEMET 5.5xではWindows 10もサポートされているが、MicrosoftはEMETの各機能が組み込まれているWindows 10で使用する必要はないと説明していた。一方、EMETがOSに統合されていないWindows 8.1までのOSでは迂回方法が次々に発見されているほか、OS設計時に考慮されていなかったローレベルのフックを使用することで、パフォーマンスや信頼性にも影響するなどの制約を受ける。

 新たに設定されたEMET 5.5xのサポート終了日は2018年7月31日。以降はサポートやセキュリティパッチを提供する計画はないとのこと。Microsoftではセキュリティの向上したWindows 10への移行を推奨している。

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