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駆けつけ警護担えるレベルになったと稲田防衛相
稲田朋美防衛大臣は8日の記者会見で安保法制に基づく「駆けつけ警護」などの任務について「防衛省として、UNMISS派遣部隊の練度について、新たな任務に十分対応可能なレベルに達していると確認をすることができた」と、南スーダンPKO活動にあたる第11次隊の要員が新任務を担えるだけのレベルに達しているとの認識を示した。
そのうえで「この判断を政府部内でも共有し、そして、新たな任務について検討を進めていきたいというふうに思っている」と政府部内で認識を共有したうえで、新任務を付与するかどうか慎重に検討していく考えを示した。
稲田防衛大臣は「南スーダンの情勢で、ジュバ市内は比較的安定しているものの、緊張感をもって情勢を見ていかなければならない。そして安定的な合意が見込まれるということもしっかりと確認する必要があるというふうに思う」とし、「要員が安全を確保しつつ、十分有意義な活動ができ、駆け付け警護という新たな任務付与ができる状態であるかということを、しっかりとその現地の情勢を踏まえた上で総合的に判断する必要があるというふうに思っている」と答えた。
また記者団が、緊急要請があった時、部隊長の判断は当然、前提になると思うが、本国に連絡して防衛大臣又は総理の判断を仰いだ上で実施する、そういった考えかとの問いには「緊急の要請ですから、部隊の判断で保護できるというような状況もあろうかと思うので、そこはケースバイケースになるというふうに思う」と現場での現実的な対応になるとの考えを示した。
第11次要員は350人を予定しており、このうち、先発隊として約130人が今月20日に青森空港から定期就航便でジュバに向かう予定。(編集担当:森高龍二)
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