NY原油:大幅反発で51.35ドル、ロシアがOPECとの協調姿勢を示す

2016年10月11日 06:29

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記事提供元:フィスコ


*06:29JST NY原油:大幅反発で51.35ドル、ロシアがOPECとの協調姿勢を示す
10日のNY原油先物は大幅反発(NYMEX原油11月限終値:51.35↑1.54)。高値は23時17分の51.60ドル、安値は22時08分の50.46ドル。10日トルコのイスタンブールで開催された世界エネルギー会議(WEC)に出席したロシアのプーチン大統領は、「石油輸出国機構(OPEC)が11月に生産枠の上限設定で合意することをロシアは希望している」と表明した。


また、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相も11月のOPEC総会に向けて、減産の枠組み合意には「楽観的」との認識を示した。非加盟国最大の産油国であるロシアの方針を受けて、需給引き締めへの思惑が高まる格好となった。


日足チャートでは、6月9日の年初来高値51.67ドル付近まで上昇している。買い一巡後は上値が重くなったが、為替市場でドルが強含んだなか、しっかりとした推移が見られた。《MT》

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