NY原油:大幅反発で47.05ドル、8年ぶりの原油減産で合意

2016年9月29日 06:32

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記事提供元:フィスコ


*06:32JST NY原油:大幅反発で47.05ドル、8年ぶりの原油減産で合意
NY原油は大幅反発(NYMEX原油11月限終値:47.05↑2.38)。高値は3時27分の47.16ドル、安値は0時06分の44.35ドル。アルジェで開催されていた石油輸出機構(OPEC)による非公式会合では、8年ぶりとなる減産で合意。8月時点での加盟国14カ国の日量は3324万バレルだったが、今後は3250万バレルに制限するとのこと。会合開催前は、サウジアラビアとイランの対立によって、減産合意は見送りの公算が大きいと伝わっていたことから、市場に与えるインパクトは大きいものとなった。


ただ、米エネルギー情報局(EIA)の週間統計では、ガソリン在庫が増加している。米国内での需要低迷は引続き解消されていないことから、上昇ピッチは鈍いとの指摘もある。


日足チャートでは、100日移動平均線を上抜いている。6月9日の年初来高値51.67ドルを起点とした上値抵抗ラインも僅かながら突破。減産合意を材料に50ドル回復を意識した格好と言えよう。《MT》

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