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NYの視点:円買い持ち過去最大水準、イエレンFRB議長議会証言、米Q2GDP確定値、OPEC会合に注目
*06:48JST NYの視点:円買い持ち過去最大水準、イエレンFRB議長議会証言、米Q2GDP確定値、OPEC会合に注目
シカゴIMMの短期投機家・投資家による円の買い持ち高は前週から増加、過去最大の水準を維持した。
今週は20-21日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)後、28日に米下院金融サービス委員会で予定されているイエレンFRB議長の議会証言に注目が集まる。数多く予定されているFRB高官講演のほか、12月の利上げの可能性を探るために米国の主要指標にも注目。8月の個人消費支出の伸びは、鈍化が予想されている。また、8月の耐久財受注でも、企業の設備投資の先行指標となるコア資本財(航空機を除く非国防資本財)受注は3ヶ月ぶりの減少に再び落ち込み製造業が依然弱いことを示すと見られている。米国大統領選を1ヶ月半後に控えてクリントン氏と、トランプ氏の討論会にも大きな注目が集まる。
また、原油動向を左右する石油輸出国機構(OPEC)が28日にアルジェリアの首都アルジェで開く非公式会合に備える。この会合では、価格を安定することを目標に増産凍結で合意するとの期待も根強い。期待通りとなると、原油の先安感が後退し金融市場全体に好感材料となる。逆に、合意に達しないと、失望感からリスク回避の動きが強まる可能性がある。
注目されていた9月FOMCでは、声明で12月の利上げに強いシグナルを送った一方で、経済や金利に関する見通しを下方修正しており、今後のFOMCの利上げ軌道に関する不透明感が増した。一部では、成長が12月の利上げを正当化しない可能性も指摘されている。市場は、イエレンFRB議長の議会証言を始め、FOMC高官らの講演内容で不透明感の払拭に努めていくことになる。
■今週の主なイベント
●米国
26日:第1回、米大統領選のTV討論会、カプラン米ダラス連銀総裁講演、タルーロFRB理事が講演
27日:フィッシャー米FRB副議長が討論会参加
28日:イエレンFRB議長が米下院金融サービス委員会で証言、ブラード・セントルイス連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁がそれぞれ講演、8月耐久財受注:予想前月比‐1.4%(7月+4.4%)
29日:ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、ローゼングレン・ボストン連銀総裁、パウエルFRB理事、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が講演、イエレンFRB議長がminority banking会合で演説、4−6月期GDP確定値:予想:前期比年率+1.3%(1−3月期+1.1%)4−6月期個人消費:予想+4.5%(+4.4%)
30日:8月PCEコア:予想前年比+1.7%(6月+1.6%)
●欧州
26日:ドラギECB総裁が欧州議会で証言
●第15回International Energy Forum(石油輸出国機構(OPEC)非公式会合)
26日アルジェー
●地政学的リスク
ウクライナ紛争
ガザ紛争
イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」
シリア
イエメン
トルコ
【IMM】
*円
ネット・円買い持ち:+58,785(9/20)←円買い持ち:+56,846(9/13)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077)
*ユーロ
ネット・ユーロ売り持ち:- 85,025(9/20)←ユーロ売り持ち::- 81,475(9/13)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高)
*ポンド
ネット・ポンド売り持ち:- 58,686(9/20)←ポンド売り持ち:- 82,821(9/13)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366)
*スイスフラン
ネット・スイスフラン買い持ち:+8,413(9/20)←スイスフラン買い持ち:+1,348(9/13)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331)
*加ドル
ネット・加ドル買い持ち:+16,303(9/20)←加ドル買い持ち:+17,058(9/13))(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001)
*豪ドル
ネット・豪ドル買い持ち: +6848(9/20)←豪ドル買い持ち:+36467(9/13)《NO》
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