NY原油:反落で43.03ドル、北アフリカ産油国による供給増加懸念が高まり

2016年9月17日 07:08

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:08JST NY原油:反落で43.03ドル、北アフリカ産油国による供給増加懸念が高まり
NY原油は反落(NYMEX原油10月限終値:43.03↓0.88)。高値は23時44分の43.50ドル、安値は22時24分の42.74ドル。政情不安で閉鎖されていたリビアとナイジェリアの石油輸出港が、近く再開される見通しと伝わったことで供給増加が嫌気された。また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米原油の掘削設備(リグ)の稼動数が。前週から増加したことも重しとなった。なお、米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した13日時点の建玉報告によると、NYMEXでの投機筋による原油先物の買越幅は、前週比2万7507枚増加の31万3302枚と3週ぶりに拡大した。


日足チャートでは、50日移動平均線と100日移動平均線に挟まれたレンジで推移していたが、50日移動平均線を下放れる格好となっている。1日安値の43.00ドルを取引時間中に割り込んだことから、200日移動平均線が位置する40.9ドル水準が意識されよう。《MT》

関連記事