関連記事
Googleが提唱するHTTPSを置き換える「QUICプロトコル」とは
Googleが「QUIC(Quick UDP Internet Connections)」と呼ばれるUDPベースの新たなインターネットプロトコルを開発しているそうだ(POSTD)。
QUICはHTTPSを置き換えるものとして開発されており、UDPベースで暗号化された通信を行うという。TCPでは接続を確立するまでの処理のオーバーヘッドがあることが知られているが、UDPはそれがないためにより高速に利用でき、レイテンシを削減できるのが特徴。また、UDPではパケットロスに対処するための機構はないが、QUICでは独自のエラー訂正機能を備えており、欠落したパケットの内容をほかのパケットから復元できる仕組みを備えている。さらに、接続を独自の「Connection UUID」という識別子で管理することで、通信中にクライアントのIPアドレスが変わるようなケースでも再接続を行わずに通信を継続できるという。
POSTDの記事ではQUICを利用するためのクライアント/サーバーについてやファイアウォール設定についても紹介されている。
スラドのコメントを読む | ITセクション | インターネット | IT
関連ストーリー:
Google ChromeのSPDYサポート終了は5月15日 2016年02月18日
「HTTP/2」、正式に承認 2015年02月20日
GoogleがSPDYのサポート終了を発表、HTTP/2に移行 2015年02月11日
多くのサイトではHTTPよりもHTTPSのほうが速くアクセスできる? 2014年12月09日
Google が UDP を高速化した QUIC プロトコルを開発 2013年02月26日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
関連キーワード