日産自動車、「GT-R NISMO」17年モデルを発売 1870万円

2016年8月29日 10:27

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日産自動車は、高性能スポーツカー「GT-R」にファクトリーチューンを施した「GT-R NISMO」17年モデルを発売した。(写真:同社発表資料より)

日産自動車は、高性能スポーツカー「GT-R」にファクトリーチューンを施した「GT-R NISMO」17年モデルを発売した。(写真:同社発表資料より)[写真拡大]

 日産自動車は25日、高性能スポーツカー「GT-R」にファクトリーチューンを施した「GT-R NISMO」17年モデルを発売した。価格は、1,870万200円。

 「NISSAN GT-R NISMO」は、日産傘下でモータースポーツ車両の開発などを手掛けるNISMOのレーシングテクノロジーの蓄積をフィードバックし、レーシングカー譲りのハイパフォーマンスを実現するためにファクトリーチューンを施したNISMOロードカーシリーズのフラッグシップモデル。

 外観は、「NISSAN GT-R」17年モデルと同様に新形状のフロントバンパーが特徴。NISMO専用のカーボンファイバー製フロントバンパーは、カーボンファイバーシートを幾層にも重ねて精巧に作り上げることで理想的な強度を実現した。カナード形状のデザインによって生じる空気の流れにより、ホイールハウス周辺の空気を吸引し、大きなダウンフォースを発生させる機構となっている。

 インテリアは「NISSAN GT-R」17年モデルと同様に大きな改良を加えた。安定感を演出する水平方向の流れを採用しつつ、メーターからセンターコンソールまでドライバーを包み込むようにレイアウトすることでドライバーオリエンテッドな空間を演出しているという。

 NISMO専用装備として、新デザインのダッシュボードの上層部、ステアリングホイール、センターアームレストに、高品質のアルカンターラレザーを使用している。また、赤のアルカンターラを中央部分に使用したNISMO専用のレザー仕様のレカロ製カーボンバケットシートを採用している。

 走行性能も向上しており、標準モデルと同様、ボディ剛性の向上によって、ショックアブソーバー・スプリング・スタビライザーそれぞれの突き詰めたセットアップが可能となり、接地性がよく、しなやかで正確に動くサスペンションを実現できたという。

 NISMO専用のVR38DETTエンジンは、世界中のモータースポーツで培ってきたNISMOの経験と技術が活かされている。6速デュアルクラッチトランスミッションとともに、GT3選手権で使用する高流量、大口径のターボチャージャーを搭載する。

 スタンダードモデルのスペックやフォルムはほぼそのままに、「NISSAN GT-R NISMO」のボディ剛性と足回りを融合させた特別なグレード「Track edition engineered by nismo」も同時に発売する。価格は、1,369万9,800円。

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