「レールガン」を日本独自に開発する動き

2016年8月23日 09:26

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 防衛省が電磁加速砲(レールガン)を開発すると産経新聞が報じている(産経新聞)。平成29年度予算に盛り込まれる予定で、弾道ミサイル対策としての利用も推測されている。

 電磁加速砲とは電気伝導体のレールの間に電流を通す弾体を挟み込み、弾体上の電流とレールの電流に発生する磁場の相互作用によって弾体を加速して発射する兵器であり、米海軍も開発中ですでに何度か試射実験を行っている(ウォール・ストリート・ジャーナル)。

 なお、平成27年度予算では「従来火砲では実現不可能な弾丸初速を実現する艦載電磁加速砲の基礎技術に関する研究」という名目で先進研究として予算がとられていたが(平成27年度予算の概要PDF)、ある程度筋道がついたので正式に開発予算として予算案に入ったのだろう。SF的な夢の兵器だと思ってたレールガンがわりと現実的なところに来ているというのは驚きだが、これが実用化されたら戦争はどのような形態に変わるのだろうか?

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