推定年齢392歳という長寿のサメが発見される

2016年8月16日 22:34

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記事提供元:スラド

 年齢392歳(推定)という、長寿のサメが発見されたそうだ(ナショナルジオグラフィックScience誌掲載論文)。

 発見されたのは「ニシオンデンザメ」という、北大西洋に生息するサメ。以前よりこのサメは長寿である可能性が指摘されていたが、今回28匹のニシオンデンザメの目の水晶体を使って放射性炭素年代測定を実施したところ、平均寿命は少なくとも272歳、もっとも長寿なもので392歳と推定されたという。

 ニシオンデンザメは成長が遅く、1年で約1cmほどしか大きくならないという。また、メスが「成熟」する年齢は150歳を超えるとのことで、人間の活動や環境の変化がこの種に与える影響は大きいのではないか、という危惧も示されている。

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