夏に外で食事する魅力「グランピング」

2016年8月11日 12:50

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

積水ハウスが提案する「アウターダイニング」。深い軒やパーゴラ、オーニングなど屋根の工夫をすることで、様々な期間楽しめることを提案。

積水ハウスが提案する「アウターダイニング」。深い軒やパーゴラ、オーニングなど屋根の工夫をすることで、様々な期間楽しめることを提案。[写真拡大]

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日として、2016年より8月11日が国民の祝日「山の日」となった。国民の祝日が増えたのは、海の日以来、実に20年振りとなる。これに伴い、今年のお盆は帰省する人やレジャーに出掛ける人が増えることが予想されている。

毎年、お盆時期になると、色々なファミリー向けイベントやアトラクション、またキャンプなども話題になるが、今年、最も注目されているものの一つが「グランピング」だ。グラピングとは、ホテルや宿泊施設が提供しているキャンプ風宿泊サービスのことで、豪華で快適、キャンプに不慣れな人でも簡単にキャンプの魅力に触れられる新しいアウトドアレジャーの形として今世界的なブームを呼んでいる。

日本でもグランピングを楽しめる施設は増えており、例えば、四季折々に表情を変える河口湖を見晴らす丘陵に日本初めてグランピング施設としてオープンした「星のや富士」(山梨県、株式会社星野リゾート)や、池のほとりのログハウスで贅沢なキャンプを満喫できる「伊勢志摩エバーグレイズ」(三重県)や、浅間山が一望できる絶好のロケーションのもと、アスレチックや川遊びなど、8000坪の森林で家族そろって楽しめる自然共生型アウトドアパーク「北軽井沢スウィートグラス」(群馬)など、様々なタイプの魅力的な「グランピング」がある。

とはいえ、道中の混雑を考えたりすると、お盆のなどの繁忙期に出掛けるのは苦手という人も多いだろう。家族連れなら尚更、ゆっくりと休暇を楽しむことは難しかったりする。家族サービスの理想と現実は違う。わざわざ出かけなくても、「グランピング」のように自宅で手軽に、アウトドア気分を味わうのが家の外で食事を楽しむスタイルもある。

例えば、積水ハウスなどは、外の中の中間領域として軒のある屋外空間をリビング・ダイニングの近くに配置して、緑を感じる「アウターダイニング」を早くから提案している。同社では、同社の特設サイトや、instagramやfacebookなどのSNSでも、「わが家のアウトドア」写真を募集するなど、同社の「アウターダイニング」や内と外とを緩やかにつなぐ居心地の良い空間提案である「スローリビング」の楽しみ方を積極的に紹介しており、新築やリフォームする際にも投稿者のライフスタイルが参考にされることも増えているようだ。

家で過ごすにしても、レジャーに出掛けるにしても、熱中症はもちろん、海や川での事故にも充分注意して、夏を楽しんでいただきたい。(編集担当:藤原伊織)

■関連記事
「休む」ことは罪悪? 美徳? 休暇を奨励しはじめた日本の先進企業
貸し切りバス事業者監督指導で85%に法令違反
日本バス協会に労働時間など管理の徹底を要請
5000万人がスマホでネット 9割以上がSNSを利用
長時間労働是正へ実効的具体策盛り込む 総理

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事